연평해전 / 延平海戦

【監督】

キム・ハクスン


【キャスト】

キム・ムヨル

ジング

イ・ヒョヌ   他


【あらすじ】

-ワールドカップの熱気で熱かった2002年6月-


海軍出身の父の自慢の息子であり、大鷲357号の艇長”ユン・ヨンハ"大尉(キム・ムヨル)

妻の頼もしい旦那であり、大鷲357号の操舵長”ハン・サングク”下士(ジング)

母のたった一人の息子であり、大鷲357号衛生兵”パク・ドンヒョク”上等兵(イ・ヒョヌ)


大鷲357号の隊員たちは実践を彷彿とさせるキツイ訓練の中で互いを頼りにしながら、家族のような存在になっていく。


蒸し暑い夏と共にワールドカップの歓声が熱くなる中、韓国とトルコの3、4位戦の試合が開かれたその日。


西海の海の真ん中に砲声が鳴り響き・・・・・



猫村的評価

★★★★☆

この映画は実話を元に作られた映画です。

実際にユン・ヨンハ大尉や、ハン・サングク下士など映画の中に出てくる人物も実際にいた人たち。


2002年なんてたった13年前の出来事。


戦争とは縁がないと、のん気に暮らしていました。

まさかお隣の国でこんな事が起こっているなんて。


ワールドカップの真っ最中だったので、韓国でも当時こんな海戦が繰り広げられていた事を知らない人が多かったそう。

もちろんニュースにはなるんだろうけど、ワールドカップに夢中になっちゃうよね。


うちの旦那、今でも2002年のワールドカップの話しをするし

TVでも当時のワールドカップの試合が今でも流れてたりします。(韓国人しつけーなと思ったのはここだけの秘密)

それくらい韓国での2002年のワールドカップはアツかったということです。


話しが逸れました。 すいまてん。


youtubeの中にもありますが、映画の最後では生き残った隊員たちのインタビューなどもあります。

生き残った人たち、どんなに心が痛いだろうか。


隊員たちのインタビューを見ていると、年齢が私と同学年の人が多かった。

私の年代がちょうど軍隊に行ってる時期に起こった話ということです。

うちの旦那はちょっと遅くに軍隊に行ったし、海軍ではなく軍の警察(逃げた人とか捕まえる部隊)だったので

そんなに危険な部隊ではなかったのですが、もしもあの時海軍に行ってあの場所に配属されてたら・・・・と思うと怖いです。


みんな一丸となって戦う姿、涙ものでした。

最後の姿なども再現されていて、映画館ではすすり泣く人がたくさん。


海戦のシーンもすごかったけど、私は隊員たちの繋がり。

お互いを頼りに頑張る姿に胸が熱くなりました。


実際に起こった話だから「この映画めっちゃ面白いよ!」とは言えません。

楽しいお話じゃないからね。

でも【映画的に】とういう事でなら面白かったと言えます。


実際、韓国と北朝鮮の戦争はまだ終わってません。

今は”休戦中”なだけ。 

いつ再戦されるか分からない。 10年後かもしれないし、明日かもしれない。


ちょっと現代に生きる人たちは、平和ボケしちゃってるなぁと。

特に私は韓国で暮らしているので、こういう事がいつ起こってもおかしくないと思っておかなきゃと思います。

ハッピーエンドなお話しじゃないけど、でも色々と考えさせられる映画でした。

なので★4つ。



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